【2009年10月27日更新】
視覚に障がいのある小学生がいろいろなことにチャレンジする、「ワン!ぱくっ子サマースクール」が
8月7日から9日までの3日間で行なわれました。

今年の参加者は、小学校1年生、4年生、そしてふたりの5年生の子どもとご家族、あわせて12名です。
1日目は、まず、仙台訓練センター内をひとりで移動できるように練習しました。それから翌日のおやつを買いに、センター隣のコンビニへ。子どもたちはお菓子がどのように陳列されているかを確認しながら、決まった金額内で多くのお菓子を買おうと頭をひねります。
買い物を終えると、盲導犬との歩行体験とゲーム大会です。まずは「盲導犬に指示を出して歩く」練習です。ふたり一組でひとりがユーザー、ひとりが盲導犬の役となり、ユーザー役が「ストレート!」「ライト!」という指示を出し、盲導犬の役がその通りに誘導します。みんなだんだん上手になって、実際に盲導犬と一緒に歩く時には、かっこ良く指示を出して歩くことができました。ゲーム大会では盲導犬グルーミング対決!どちらのチームが多くの抜け毛を集めることができるか、ブラシをかける人も抜け毛を集める人も必死でがんばります。「犬ってこんなに毛が抜けるんだー!」と、ちょっとビックリでした。
2日目もあいにくの雨。ここはひとつ気分を変えようと、朝の体操教室で体を動かします。体操の先生の楽しいトークとゲーム感覚の運動で、気分はスッキリと晴れました!
午前中はボーリング大会です。2つのチームに分かれて、お父さん・お母さんもアイマスクをしてボーリングに挑戦しました。結果、1位と2位の差は、なんと1本!1位のチームは豪華(?)景品をゲットしたのでした。
お昼を食べたら地下鉄に乗ってアーケード街へ移動です。そう、8月8日は仙台七夕祭りの最終日なのです。アーケード街のきれいな七夕飾りと、ものすごい人、人、人…。七夕飾りに触り、飾りがどんな物かを確かめます。人ごみに流されるようにアーケード街を歩き、ちょっぴりお疲れの子どもたちでした。しかしワンぱくっ子たちのエネルギーは衰えません!センターに帰ってきてからのフリータイムでは、小学1年生のT君が3年前に東北楽天ゴールデンイーグルス前監督の田尾さんご夫妻から寄贈された電子オルガンで、素敵な演奏を披露してくれました。美しい「オーラリー」のメロディーに聴いていた全員が聞きほれました。
最終日。早起きをして霧雨が降る中、センター隣の「松倉造園」さんの畑で、夏野菜を収穫させてもらいました。真っ赤なトマトや大きなナスなど、みんな抱えきれないほど収穫しました。続いて電子レンジを使ってココアケーキ作りです。材料と分量をみんなで分担して覚え、「砂糖はどのくらい入れるの?」「大さじ3だよー」とお互い協力します。材料を混ぜ合わせ、電子レンジで、チン!タッパの半分くらいほどだったココアケーキが、加熱したあとはタッパいっぱいに膨らみました。完成したココアケーキはちょっぴりほろ苦い大人の味。低学年の子どもたちには前日に大人たちがアイマスク体験で作った、甘いカスタードクリームのほうが嬉しいようでした。
あっと言う間だった3日間。イベントばかりでなく、子どもたちは食後のテーブル拭きや布団敷きと片付け、身支度なども自分でできるようにがんばりました。お父さん・お母さんも、子どもたちが寝たあとの懇談会でたくさんお話をしました。「3日間でわが子の背中がたくましくなった」とおっしゃったお母さん。同じ場所にはいるけれど、チームや寝る部屋が違うので、いつもとは少し違った子どもの様子が見られたようです。
短い期間でしたが、子どもたちはせいいっぱいプログラムをがんばり、新しくできた友達と仲良く遊びました。そして、いろいろな体験を通し、自分で出来ることが少し増え、その分、少し大人になりました。「楽しかった、また来たい!」「来年はパラグライダーで飛びたい!」と、来年への参加にも意欲的です。仙台訓練センターでは来年度も「ワン!ぱくっ子サマースクール」を実施予定です。お楽しみに!!
来年度につきましては詳細は決まっていませんが、案内をご希望の場合は、仙台訓練センターまでご連絡先をお知らせください。
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